Quantcast
Channel: ニュース –山梨大学工学部 / 大学院医工農学総合教育部工学専攻
Viewing all 425 articles
Browse latest View live

熊田教授が日本イオン交換学会学術賞を受賞

$
0
0

クリスタル科学研究センターの熊田伸弘教授が、平成25年度日本イオン交換学会学術賞を受賞し、10月17日(木)に東北大学青葉記念会館で行われた日本イオン交換学会総会において、表彰されました。同賞は、イオン交換に関し格別に優れた研究業績を挙げた日本イオン交換学会会員に与えられる賞です。

受賞課題の「イオン交換反応の無機化合物の合成への応用に関する研究」は、これまで合成が困難であった化合物をイオン交換反応によって合成しその結晶構造や特性を明らかにしたこと、および水溶液中のリチウムイオンや塩素イオンを特異的に吸着する化合物を見出したことなどが評価されことによります。

熊田教授は、「これまでは「イオン交換反応」を物質合成のために利用してきましたが、環境浄化のための重要な化学反応でもあるので、今後は環境浄化の研究について積極的に取り組んでいきたいと思っています。また、このような賞を頂けたのは、研究グループや共同研究者の皆さん、卒業生を含む多くの学生の皆さん、そして家族のサポートのおかげです。大変感謝しています。」と話しています。

表彰状


在学生のための講演会を開催

$
0
0

11月25日、甲府キャンパスにおいて、工学部在学生のための講演会「プロジェクトY:卒業生から在学生へのメッセージ」を開催しました。

この講演会は、本学部卒業生の社会でのご活躍の様子を聴くことにより、在学生が自分の将来を見つめ直す機会となるよう、年2回開催しています。今回は2名の講師をお迎えし、160名を超える学生等が聴講しました。

第1部では、一般社団法人日本建設業連合会常務執行役の谷田海孝男氏(昭和50年土木工学科卒業)を講師にお迎えし、「地図に残る仕事のやりがいと歓び」と題して、土木技術者の仕事は「地図」に残るものであるとともに「心」にも残るものであること、及び建設業界の役割や今後学生達が携わるかもしれない大型プロジェクト等について、これまでのご経験などを基にご講演いただきました。

第2部では、大成建設株式会社土木本部土木技術部長(技術担当)兼都市土木技術室長の日比谷穣氏(昭和56年土木工学科卒業)を講師にお迎えし、「ボスポラス海峡横断トンネル工事の報告と若者への期待について」と題して、ボスポラス海峡横断トンネル工事に関するDVDを上映した後、長きにわたる海外現場勤務の経験から感じた海外と日本における様々な違いや、仕事を進めるうえで重要なこと等についてご講演いただきました。

兼本助教が研究開発奨励賞を受賞

$
0
0

電気電子工学科 兼本大輔助教 が、2013年度 一般財団法人 エヌエフ基金研究開発奨励賞を受賞しました。この賞は革新性と独創性の高い研究開発および科学や技術の進歩に役立つ発展性の高い研究開発に対して授与されるものです。応募者の中から書類選考により、研究開発奨励賞10名が選出され、11月28日(木)に受賞者による研究発表会が開催されました。

対象研究は,「オペアンプシェアリング技術を応用した高精度・低消費電力A/D 変換LSIの開発」で、ICT社会に必要不可欠な高精度・低消費電力A/D変換LSIを安価に実装することが可能になる「新たなオペアンプシェアリング技術を用いたLSI設計法」を提案するものであり,学会のみならず産業界にとっても即戦力となる技術提案が出来ていることが評価されました。

兼本助教は、「この度は,私の実施しているA/D変換LSI設計に関する研究に対し,名誉ある賞を頂き,誠に光栄に思います.これからも社会に役立つ研究を進め,大きく貢献したいと考えています。」と話しています。

2013年度 一般財団法人 エヌエフ基金 研究開発奨励賞
http://www.nf-foundation.or.jp/award/2013/winner.html

平成25年度卒業論文・修士論文優秀発表者表彰式

$
0
0

卒業論文優秀発表表彰者
 

 

修士論文優秀発表表彰者

 

3月20日、工学部及び大学院医学工学総合教育部修士課程(工学領域)では、平成25年度卒業論文・修士論文優秀発表者表彰式を挙行し、学部生24名、大学院生(修士課程)26名の計50名を表彰しました。
この表彰式は、各学科・専攻等の卒業論文及び修士論文の発表会において、優れた発表を行った学生を表彰するもので、平成20年度から実施しています。
式では、杉山俊幸工学部長(大学院医学工学総合教育部長)から、一人ひとりに表彰状及び記念品が授与された後、「記録に残る大雪の影響がある中での卒論・修論発表会で大変でしたが、研究や発表を通じて、解のない課題等に対し如何に判断し対応するかが大切であることを理解いただけたと思います。今後は、この受賞をばねにしたより一層の活躍を期待しています。」とのお祝いの言葉が贈られました。
なお、今回表彰された学生は次のとおりです。

優秀発表表彰者一覧

大学院2年の萩原さんが学生奨励賞を受賞

$
0
0

 

大学院修士課程電気電子システム工学専攻2年生の萩原智哉さん(指導教員:塙雅典准教授)が、平成25年9月に福岡工業大学で開催された平成26年電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ大会において学生奨励賞を受賞しました。

同賞はエレクトロニクス分野の優秀な研究発表をした学生に贈られる賞です。
対象となった発表は「滑降シンプレックス法を用いた4チップSFBGのFBG間隔と反射率の一括同定」で,光ファイバ中に直列に書き込まれた複数の回折格子(SFBG)の構造(FBG間隔,反射率)を,反射光の計測結果(反射スペクトル)から推定する手法に関する研究発表です.

萩原さんは「指導教員の塙雅典准教授をはじめ、家族や友人など多くの方々の支えによって栄誉ある賞をいただくことができました。深く感謝いたします。これからも社会のためになる新しい技術を生み出すべく、日々精進して参ります。」と話しています。

また、指導教員の塙先生は「電子情報通信学会は技術立国日本のエレクトロニクスと情報通信技術の発展を支えている学会で優秀な研究発表をしたと認められることは、電気電子工学・情報通信工学に携わるものとしてはとても名誉なことです。萩原さんのこれからの活躍を期待しています。」と話しています.

 

左:指導教員の塙雅典准教授 右:受賞した萩原智哉さん

授賞式の様子

兼本助教が電子情報通信学会 学術奨励賞を受賞

$
0
0

受賞した兼本助教

 

兼本大輔助教(工学部電気電子工学科)が、平成26年3月19日新潟県新潟市で開催された2013年度一般財団法人電子情報通信学会で学術奨励賞を受賞しました。

電子情報通信学会は、電子情報通信分野を扱う日本で最大級の学会。同賞は2013年に開催された総合大会(3月岐阜大学)およびソサイエティ大会(9月福岡工業大学)で公表された全4465件の論文から、33歳以下で極めて優秀な発表を行った67名に授与されました。

受賞の対象となった研究発表題目は、「マルチビット量子化器が有するゲインを活用したデルタシグマ変調器の提案」で、ICT社会に必要なデルタシグマ変調LSIの低消費電力動作ならびに高精度変換を両立する新たな基礎設計技術の提案に関する研究です。

兼本助教は、「この度は、名誉ある賞を頂き、誠に光栄に思います。これからもLSIに関連した役立つ研究・開発を進め、社会へ大きく貢献したいと考えています。」と話しています。

参考:兼本助教研究室HP
http://www.sp.es.yamanashi.ac.jp/~kanemoto/

【学大将プロジェクト】平成26年度新入生対象の説明会を開催

$
0
0

 工学部の教育プロジェクト「統合能力型高度技術者養成プロジェクト ― 自発リーダー(学大将)を生む環境作り ―」(愛称:学大将プロジェクト)について,新入生を対象とした説明会が4月10日(金)に開催されました.本プロジェクトは「学大将 = 学びの場においてガキ大将のように光り輝く人」を育てるべく,4つの取組から構成されています.

 午前・午後の2回の説明会には,あわせて230名以上の参加者がありました.これまでに参加した先輩達が,キャリアハウス・ベンチャーハウスで1年次からの研究活動・起業活動により着実に成果を上げていることを知り,またフィロスで共創学習を展開していることを知り, 大学生活に対する認識が変わった人もいるようです.その日のうちに,早速フィロスを訪れる学生もいました.

 なお,本プロジェクトは平成21年度から4年間は文部科学省の「理数学生応援プロジェクト」に採択されて実施しましたが,平成25年度からは本学の自主的取組として実施しています.

 

学大将プロジェクトのホームページ http://www.eng.yamanashi.ac.jp/risu/index.html

 

 

院生と2名の学部生が受賞

$
0
0

 小出渉太さん(大学院コンピュータ・メディア工学専攻2年、指導教員:木下雄一朗准教授)、小園励地さん(工学部コンピュータ・メディア工学科4年、指導教員:郷健太郎教授)、中野友文さん(工学部コンピュータ・メディア工学科4年、指導教員:木下雄一朗准教授)が情報処理学会第76回全国大会(平成26年3月11日〜13日:東京電機大学)にて優秀な学生の研究発表に送られる「大会学生奨励賞」を受賞しました。 

 小出さんの受賞題目は「街歩き旅行者の写真撮影促進にもとづく思い出形成支援(講演番号:4ZD-3)」で、思い出の形成に着目した街歩き支援システムの構築を行い、そのシステムの有用性を検証するため実際に街歩き実験を行いました。実験結果の緻密な分析および質疑応答等が総合的に評価されての受賞となりました。
 小出さんは「自身が力を注いだ部分が評価され、学生奨励賞をいただくことができ、光栄に思います。今回は、研究室の皆様の協力があっての受賞だと思います。心から感謝申し上げます。」と話しています。

 https://www.gakkai-web.net/gakkai/ipsj/76program/data/pdf/4ZD-3.html

小出渉太さん

 

  小園さんの受賞題目は「折りを用いた新しいディスプレイにおけるジェスチャの導出(講演番号:5ZA-3)」で、折り紙の1技法である平織りを用いた従来とは異なる表面構造をもつ新たなフレキシブルディスプレイの提案と作成を行い、それにおけるジェスチャの導出を行った研究です。研究内容の新規性と発表における質疑応答等が総合的に高く評価されての受賞となりました。
 小園さんは「このような賞をいただいたことを大変うれしく思います。本研究に協力していただいた研究室の皆様に心から感謝申し上げます。本研究はまだスタート地点なので、これからの発展を目指して頑張りたいと思います」と話しています。

 https://www.gakkai-web.net/gakkai/ipsj/76program/data/pdf/5ZA-3.html

小園励地さん

 

  中野さんの受賞題目は「習熟度を考慮した初心者のためのイラスト描写学習支援システム(講演番号:2ZB-7)」で、イラスト学習ユーザの習熟度に応じて支援手法を変更することで学習を効率化する手法を提案し、それを基に構築した学習支援システムの効果を検証した研究です。構築したシステムと実験の規模が高く評価されての受賞となりました。
 中野さんは「このような賞をいただき大変嬉しいです。絵画や芸術に関する分野についてはまだ研究の可能性が多く残されているので、この分野の発展につながるよう、これからも研究に励みたいと思います」と話しています。

 https://www.gakkai-web.net/gakkai/ipsj/76program/data/pdf/2ZB-7.html

中野友文さん

 

※平成24年度の工学部改組再編に伴い、コンピュータ・メディア工学科を主要な母体として コンピュータ理工学科 が設置されました。詳しくはコンピュータ理工学科ホームページをご覧ください。


兼本助教が国際会議 COOLChips XVII においてBest Poster Award を受賞

$
0
0

兼本大輔助教(工学部電気電子工学科)が,4月14-16日横浜情報文化センターで開催された、国際会議 IEEE Symposium on Low-Power and High-Speed Chips 2014 (COOLChips XVII)にてBest Poster Award を受賞しました.

Best Poster Awardは,ポスター発表者26名の中から優秀な発表を行った1名に授与される賞です.

受賞の対象になった研究発表題目は、「A Novel Idea of One Bit Resolution ADC for Small Analog Hardware Wireless Receivers」で,ビックデータ時代に生じる情報爆発問題の解決を目的とした,新たな無線通信LSIの開発に関する研究です.この研究は,平成25年度山梨大学戦略・公募プロジェクト採択課題の成果と関連があります.

兼本助教は,「この度は,名誉ある賞を頂き,誠に光栄に思います.これからもLSIに関連した役立つ研究・開発を進め,社会へ大きく貢献したいと考えています.」と話しています.

 

参考:

兼本助教研究室HP

http://www.sp.es.yamanashi.ac.jp/~kanemoto/

CoolChips XVII のHP(表彰式の写真)

http://www.coolchips.org/wp/

【学大将プロジェクト】『マイハウス活動発表会2014』を開催

$
0
0

 平成26年4月11日(金)に、学大将プロジェクトのキャリアハウス・ベンチャーハウスの参加学生による「マイハウス活動発表会2014」を開催しました。
この発表会は、工学部の教育プロジェクト「統合能力型高度技術者養成プロジェクト ― 自発リーダー(学大将)を生む環境作り ―」(愛称:学大将プロジェクト)の一環として、「キャリアハウス・プロジェクト(1年生からの高度研究体験)」、「ベンチャーハウス・プロジェクト(1年生からの起業体験)」に平成23年度後期から参加し、平成25年度後期まで2年半にわたり活動し、修了した4年生(第三期生)19名について活動の集大成の場として開催されました。各「マイハウス」において、「赤ワインに含まれるアントシアニン誘導体の色調安定性」や「梨大生の自己管理を助けるアプリの開発」など、通常カリキュラムの時間外に行った研究・起業活動の内容や成果について、「赤ワインに含まれるアントシアニン誘導体の色調安定性」や「梨大生の自己管理を助けるアプリの開発」など、口頭発表部門7件、ポスター発表部門6件が発表され、一昨年度、昨年度に引き続いて本格的な発表会となりました。発表と活動内容は、部門ごとに教員によって審査され、優秀者には工学部長より「スーパー学大将金賞」などが表彰授与されました。また、マイハウス修了生は「学大将」に認定されました。
 発表会に続いて行われた反省会では、修了生より、「この活動を通じて、何故そうなるのかを自分で考えることがとても大事と感じた」、「チーム内で協力することの大切さを知った」など、活動の感想や今後の抱負、担当教員への謝意が述べられました。
今回表彰された優秀賞等の受賞者は次のとおりです。

優秀賞等受賞者名簿

学大将プロジェクトのホームページ http://www.eng.yamanashi.ac.jp/risu/index.html

鍋島准教授らが第3回ソフトウェア論文賞を受賞

$
0
0

鍋島英知准教授コンピュータ理工学科)らの論文が,日本ソフトウェア科学会第3回ソフトウェア論文賞を受賞しました.受賞論文は

単位伝搬を促す学習節の積極的獲得戦略に基づく高速SATソルバー
鍋島 英知, 岩沼 宏治, 井上 克巳

http://dx.doi.org/10.11309/jssst.29.4_146

同賞は,日本ソフトウェア科学会の学会誌「コンピュータソフトウェア」に掲載された過去2年間のソフトウェア論文の中で特に優れた論文に対して与えられるものです.

SATとは,情報科学において最も基本的で本質的な組合せ問題であり,産業応用上も極めて重要なため,近年急速に発展を続けている分野です.同准教授らが開発したSATソルバーは,2011年に開催されたSATソルバーの性能を競う国際競技会で部門別優勝するなどの成果を上げており,受賞対象となった論文では,そのソルバーの構成方法や性能向上のための技術を提案・評価しています.鍋島准教授らは継続的にソルバーの高性能化に取り組んでおり,2013年度の国際競技会においても部門別2位に入賞するなどの成果を収めています.

布施宏樹(大学院2年生)さんが「GSCポスター賞」を受賞

$
0
0

大学院修士課程(応用化学専攻)2年生の布施宏樹さん (指導教員:武井貴弘教授) が、5月22日(木)・23日(金)に東京国際フォーラムで開催された、第3回JACI/GSCシンポジウム(主催:公益社団法人新化学技術推進協会)において「GSCポスター賞」を受賞しました。

受賞テーマは「配向制御したNi系層状複水酸化物からの層状酸化物の合成」です。これは、層状複水酸化物の構造を利用してリチウムイオン電池用正極材料としての利用が可能な機能性層状酸化物の合成に成功したものです。

布施さんは「このような賞を頂き、光栄に思います。今後は、さらなる成果をあげられるように研究に取り組んでいきます。また、お忙しい中ご指導、御助言を頂きました武井教授をはじめ研究室の皆様に心から感謝申し上げます。」と話しています。

公益社団法人新化学技術推進協会HP

平成26年度工学部奨励賞表彰式を挙行

$
0
0

表彰された学生(前列)

※拡大版はこちらから

平成26年6月4日(水)、平成26年度工学部奨励賞表彰式を挙行し、工学部および大学院(工学系)の学生10名を表彰しました。

工学部奨励賞は、学業以外の学生参加型の工学部行事、プロジェクト、サークル活動、社会的活動等に貢献し、本学の名誉を著しく高める行為など、様々な分野で高く評価された学生を表彰するものです。

今回は、2013年度第7回国際マイクロメカニズムコンテスト相撲マイクロメカニズム無線部門で優勝した中川さん、金城さん、キャリアハウス活動「大学の油田:バイオディーゼル燃料(BDF)」で優れた成果をあげた石合さん、田崎さん、窪田さん、キャリアハウス活動「nanoやまなし」で優れた成果をあげた小林さん、企業主催の実験コンテストにおいて総合2位となった大橋さん、望月さん、横山さん、一般社団法人日本機械学会関東支部主催の講演会において若手優秀講演賞を受賞した横山さん、及び公益社団法人日本農芸化学会関東支部2013年度大会において若手優勝発表賞を受賞した望月さんに対し、杉山俊幸工学部長(医学工学総合教育部長)から表彰状が授与されました。

今回表彰された学生は次のとおりです。

機械システム工学科            中川 喬介さん
機械システム工学科            金城 昌憲さん
生命工学科                石合 志帆さん
生命工学科                田崎 拓杜さん
ワイン科学特別教育プログラム       窪田 さおりさん
電気電子システム工学科          小林 宗右さん
機械システム工学専攻           大橋 明生さん
機械システム工学専攻           望月 敬史さん
機械システム工学専攻           横山 大貴さん
生命情報システム学コース(生命工学分野) 望月 ちひろさん

古屋さん(博士2年)と大渕教授が最優秀論文賞を受賞

$
0
0

 古屋 貴彦(大学院医学工学総合教育部博士課程情報機能システム工学専攻2年)さんと大渕 竜太郎(大学院医学工学総合研究部 工学学域 機電情報システム工学系)教授が、画像電子学会より「最優秀論文賞」を受賞しました。

 同賞は、過去2年間(今回は2012年度、2013年度)に画像電子学会誌に掲載された論文のうち、特に優秀な2編の論文の著者に与えられるものです。受賞式は2014年6月29日(日)に画像電子学会 第42回年次大会の場で行われました。

 「見かけ特徴の組み合わせと距離尺度の学習を用いた3次元形状類似検索」

 (画像電子学会誌、第42巻、第4号、2013年8月)

 この論文は、3次元モデルをその形の類似性で比較して検索する手法について述べたものです。3次元モデルは、自動車など工業製品の設計、医学における診断や治療計画、ゲーム等の幅広い分野で用いられています。近年、3Dプリンタの普及などもあって、3次元モデルの数は爆発的に増えています。そこで、これら大量の3次元モデルを、その形で類似比較して検索する技術が求められるようになりました。この論文で提案する手法は、3次元モデルを多視点からレンダリングした画像群を用いて3次元モデルの形を比較するもので、高い検索精度を実現します。その結果、同手法は、3次元モデル検索の国際コンテストSHRECにおいて、複数年度に渡り、複数部門で、1位を含む上位入賞を果たしました。

 筆頭著者の古屋さんは、「大変名誉ある賞を頂き、光栄です。指導教員の大渕教授をはじめ、研究に対して助言を下さった方々に感謝致します。今後も手法の改善を重ね、実用的な3次元モデル検索の実現を目指して行きます。」とコメントしています。

 

受賞の様子(中央: 古屋貴彦さん 右:大渕竜太郎教授)

 

表彰状を手に記念撮影する古屋貴彦さん(左)と大渕竜太郎教授(中央)

阿部さん(2013年度修了生)が西田賞を受賞

$
0
0

受賞式の様子

 

阿部敬由さん(大学院医学工学総合教育部コンピュータ・メディア工学専攻2013年度修了)が在学中に発表した以下の論文が、画像電子学会より西田賞を受賞しました。

同賞は、隔年で過去2年間に画像電子学会誌に掲載された論文のうち、最も優れたCG関連論文の筆頭著者に与えられるもので、今回は2名が選出されました。

 

大局的特徴量GISTを用いた作品例に基づく絵画調画像生成

(画像電子学会誌,Vol.41,No.4,pp.340-351,2012-7)

 阿部 敬由、豊浦 正広 (医学工学総合研究部 助教)、茅 暁陽 (医学工学総合研究部 教授)

 

この論文は,写真に対して指定した画家のスタイルを転写する手法を提案したものです。手法実現のために、人間が画像の大まかな構図を知覚するのに利用しているとされるGIST特徴量を利用しています。

阿部さんは、修士課程1年で芸術科学フォーラムでも優秀ポスター賞を受賞しており、修士在学中にさらにこの内容を発展させた内容が評価されたものです。

 

阿部さんは「在学中の研究成果がこのように認められ、大変光栄に存じます。ご指導いただいた茅先生、豊浦先生に感謝します」とコメントしています。

 

 

受賞した阿部敬由さん(中央)

 

関連記事

大学院コンピュータ・メディア工学専攻の学生2名がポスター賞を受賞

修士課程1年 阿部さんが国際会議で受賞


鍵山助教が第53回日本生体医工学会大会において研究奨励賞・阪本研究刊行助成賞並びに阿部賞を受賞

$
0
0

鍵山助教の表彰状

 

 

 鍵山善之助教(工学部機械工学科)が、平成26年年6月24日(火)仙台国際センターで開催された第53回日本生体医工学会大会において研究奨励賞・阪本研究刊行助成賞並びに阿部賞を受賞しました。

 同賞は、前年の定期大会(35th Annual Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society-第52回日本生体医工学会大会併催/平成25年大阪)において発表された論文の中から、生体医工学領域の発展に貢献する優秀な研究論文を発表したと認められた者に対して授与されるもので、今回は正会員によって推薦された30名の候補者の中から5名が選ばれました。

 

「“Optimization of Surgical Planning of Total Hip Arthroplasty Based on Computational Anatomy”(計算解剖学に基づく人工股関節手術計画の最適化)」

鍵山善之、高尾正樹、菅野伸彦、多田幸生、富山憲幸、佐藤嘉伸

 

 受賞内容は、専門医による外科手術計画を学習して新規患者の計画を自動立案・最適化するもので、複数のインプラントからなる人工股関節手術計画において専門医の方針に沿う複数臨床評価値のバランスの取れた計画を自動立案できたことが評価され今回の受賞となりました。
 

 受賞に対し鍵山助教は、「このような名誉な賞を賜りまして、大変光栄に思います。今後も生体医工学領域の発展に貢献できるよう、手術の高精度化や専門医の負担軽減に繋がる計算機支援手法の研究開発に邁進してまいりたく思います」と話しています。

 

35th Annual Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society

 日本生体医工学会大会のホームページ

大丸祥平さん(学部4年次生)が学生優秀発表賞を受賞

$
0
0

 大丸祥平さん(工学部機械システム工学科4年(受賞時)指導教員:伊藤安海准教授)が、平成26年1月24日(金)、大阪科学技術センターで開催された第45回応力・ひずみ測定と強度評価シンポジウムにおいて学生優秀発表賞を受賞しました。

 受賞タイトルは「鈍器による打撃力の測定・評価に関する基礎的研究」(大丸祥平、伊藤安海、鍵山善之、岸田亮太郎)で、特定の凶器を使用し、人体組織に近い性能を持った擬似軟組織に対して打撃実験を行い、骨折の有無が発生する条件を算出したことが、今回の受賞となりました。

 受賞に対し、大丸さんは、「初めての学会での発表でしたが、このような賞をいただくことができ大変光栄です。日々の研究において的確な指導をしていただいた、担当指導教員の伊藤先生、また研究室のみなさまには感謝しております。これからも研究に励み、新たな発見をできるよう一層頑張りたいと思います。」とコメントしています。

 

 

受賞した大丸さん

 
 
 

 

 

 

稲葉(学部4年生)さんがベストペーパー賞を受賞

$
0
0

受賞した稲葉さん 

 

 稲葉勇太さん(工学部機械システム工学科4年(受賞時)指導教員:伊藤安海准教授)が、平成26年3月7日(金)、工学院大学(東京)で開催された2013年度自動車技術会関東支部学術研究講演会においてベストペーパー賞を受賞しました。

 この賞は、支部の学生及び一部企業の若手技術者まで含めた研究講演の中から、優れた論文内容に対し授与されるもので、受賞タイトルは以下のものです。

  

  「簡易ドライビングシュミレータを用いた運転リハビリシステムの効果と課題」

   稲葉勇太、伊藤安海、鍵山善之

 

 受賞内容は、簡易ドライビングシミュレータが身体機能および認知機能の低下した高齢者に有効であることを明らかにしたことが評価され今回の受賞となりました。

 受賞に対し、稲葉さんは、「このような賞をいただき大変光栄に思います。ご指導くださった伊藤准教授、鍵山助教ならびに研究室の皆様に感謝致します。」とコメントしています。 

 

2013年度自動車技術会関東支部学術研究講演会

工学部機械工学科 伊藤・鍵山(安全医工学)研究室

在学生のための講演会を開催

$
0
0

7月2日、甲府キャンパスにおいて、工学部在学生のための講演会「プロジェクトY:卒業生から在学生へのメッセージ」を開催しました。

この講演会は、本学部卒業生の社会でのご活躍の様子を聴くことにより、在学生が自分の将来を見つめ直す機会となるよう、年2回開催しています。

今回の講演では、杏林製薬株式会社相談役の平井敬二氏(昭和47年発酵生産学科卒業)を講師にお迎えし、「国内中堅製薬企業での研究者から経営者までの人生」~若い人達への期待~ と題して、創薬研究開発の苦労とやりがいや、若い人達へのメッセージなどについて、これまでのご経験を基にご講演いただきました。当日は、多くの学生や教職員が聴講し、また、活発な質疑応答が交わされました。

 

 

Octavianti Naaさん(博士前期課程1年)が奨励賞を受賞

$
0
0

Octavianti Naaさん(大学院博士前期課程グリーンエネルギー変換工学専攻1年、インドネシア出身、指導教員:熊田伸弘教授)が、9月2日(火)~3日(水)に栃木県芳賀青年の家で開催された日本セラミックス協会第30回関東支部研究発表会において、奨励賞を受賞しました。

受賞テーマは「PREPARATION AND CRYSTAL STRUCTURE OF PYROCHLORE-TYPE NIOBATES AND TANTALATES WITH Sn2+」です。これは、Sn2+を含むパイロクロア型ニオブ酸塩およびタンタル酸塩の合成と放射光粉末X線回折による結晶構造解析を行ったものです。

Naaさんは「このような賞を頂き、光栄に思います。今後は、さらなる成果をあげられるように研究に取り組んでいきます。また、ご指導頂きました熊田教授をはじめ研究室の皆様に心から感謝申し上げます。」と話しています。

Viewing all 425 articles
Browse latest View live